
滅びゆく幻に心奪われ 深い海に命囚われ
荒れ狂う波が私をのみこんだ
砦に幾重もの壁を張りめぐらし
大地を踏みしめることも
ひとり立ち上がることもできず
私はどれくらい漂っていたのか
あの日 漆黒の渦の底で 私はあなたの歌声を聴いた
絶えた四季が息を吹きかえし鼓動を始めた
あなたは座礁した私の手をつかみ
青い空の世界へと引き上げてくれました
あなたの歌声と命の言葉が 私を救い命を与えたのです
私は無力な魚です 荒波のような心と生き抜くためにも
私には歌と音 詩が必要なのです 癒しと浄化の力が
愛するひとよ 私は無力な魚です
荒波のような心と生き抜くためにも
私にはあなたの歌声が必要なのです
無力であること 弱き心は恥ずべきことではない
生きていれば挫く時もある それでも
いつしかもう一度 創造の槌を持ち
前へ踏み出し 生きることができるのだと
あなたの歌声を聴いて私は感じた
感じたのです
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